小学生からのボーディングスクール

ボーディングスクールとは、寮制度のあるエリート学校のことです。1クラス10人~12人程度の少人数制で、指導体制が整っており、高い水準の授業が行われます。大半が寮生活を送りますが、スクールによっては自宅から通学している地元の生徒がいることもあります。寮生は、学校での授業終了後も、補修やアクティビティの参加、食事の時間、自習時間、消灯時間と一日のスケジュールが決まっている中で規則正しく生活することが求められ、規律正しさや自立心などを養います。

外国人にも門戸をひらいており、留学生はすべて寮生活を送ります。寮生は多様な国籍の生徒たちと交流することができ、国際的な視野を養うことができます。中学、高校からというところが多いですが、スイスやイギリスには日本でいう小学生から受け入れしているボーディングスクールもあります。日本から留学するのは大学や高校からというのが一般的でしたが、最近は小学生のうちから海外留学させるケースが見られるようになりました。

チューターやカウンセラーが常在して常に生徒のケアができる体制の整っているボーディングスクールは、まだ幼いと言える年齢の子どもを安心して送り出すことができます。留学する際、学校選びで問題となることのひとつに本人の語学レベルがあります。しかし小学生の段階では、語学力の高低はさほど問題になりません。柔軟で適応力に優れたこの年の子どもは、生活の中で瞬く間に日常レベルの語学力を身に着け、環境に適応してやっていくことができます。

いずれ我が子の留学を考えている場合、小学生からというのはひとつの選択肢となり得るでしょう。

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